株式会社マスクフジコー

つらい症状にさよなら!花粉症シーズン到来前の準備と対策

花粉

春の訪れとともにやってくる花粉症の季節。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ…毎年憂鬱な思いをする方も多いのではないでしょうか?
花粉症は、花粉が原因で起こるアレルギー反応です。体内に花粉が入ると、それを異物と認識し、排除しようとする結果、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状が現れます。
つらい症状に悩まされる前に、早めの対策が肝心!花粉症シーズン到来前の準備と対策について、分かりやすく解説します。

1. 空気中の花粉について

花粉の種類と飛散時期

花粉は主に植物の受粉のために飛散し、季節や地域によって異なります。日本でよく問題となるのは以下の花粉です。

  • スギ花粉(2月~4月):日本で最も多く飛散し、花粉症の主な原因となります。
  • ヒノキ花粉(3月~5月):スギ花粉の次に多く、同様のアレルギー症状を引き起こします。
  • イネ科花粉(5月~9月):河川敷や公園に多く、春から秋にかけて飛散します。
  • ブタクサ・ヨモギ花粉(8月~10月):秋の花粉症の主な原因。道端や空き地などに多く見られます。

花粉濃度の変動

花粉濃度は天候や時間帯によって変動します。

  • 風の強い日:花粉が遠くまで飛散し、濃度が高くなる。
  • 晴れて気温が高い日:花粉の飛散が活発になる。
  • 雨の日:花粉が地面に落ちるため濃度が低下するが、翌日晴れると急増する。
  • 時間帯:午前10時~午後3時頃が最も濃度が高くなりやすい。
スギ花粉

2. 室内空間における花粉対策

室内に花粉が入り込む主な経路

  • 換気や窓の開閉:外気とともに花粉が入り込み、カーテンや家具に付着。
  • 衣服や髪に付着した花粉:外出時に衣類や髪に付着し、室内に持ち込まれる。
  • 空調設備:エアコンや換気扇を通じて花粉が室内に流入する可能性。

花粉の持ち込みを防ぐポイント

  • 玄関先で花粉を払い落とす:衣類やバッグの表面を払う。静電気防止スプレーを使うと効果的。
  • 室内に入る前に衣服を着替える:可能であれば、室内専用の服に着替える。
  • 髪や顔を洗う:花粉は髪や顔にも付着するため、洗顔やシャワーで除去。
  • 空気清浄機を活用する:花粉など微粒子を捕獲してくれる空気清浄機が効果的。
  • 換気のタイミングに注意:花粉の飛散量が多い時間帯は避ける。
  • こまめな掃除:床や家具に積もった花粉を取り除くため、こまめに掃除をする。

3. 花粉症シーズン到来前の準備【4つのポイント】

1.花粉情報を確認する
・自分の住んでいる地域の飛散開始時期や、どの花粉にアレルギーがあるのかを知る。
・環境省などで花粉情報をチェック。

2.花粉症対策グッズを準備する
・マスク、メガネ、空気清浄機など、自分に合った花粉症対策グッズを用意。

3.生活環境を整える
・家の中に花粉を持ち込まないよう、玄関先にコートをかける。
・空気清浄機を設置し、花粉を除去する。
・洗濯物は部屋干しにし、布団や洗濯物を外に干さないようにする。

4.薬の服用タイミング
・花粉症は、薬の種類によっては症状が出る前の早い段階で服用を開始することで、症状の発症や悪化を防ぐ効果が期待できるものもあります。(※詳細は専門家の指示に従ってください。)

花粉対策

4. 花粉症対策の落とし穴!こんな対策は逆効果?

「良かれと思っていた対策が、実は逆効果だった…」そんな落とし穴に注意しましょう。

  • マスクの着用方法
    • マスクは正しく着用しないと効果が半減。隙間ができないように、鼻やあごまでしっかり覆う。
  • 目薬の使いすぎ
    • 目薬をさしすぎると、涙の層が壊れて乾燥しやすくなる。使用量や回数を守る。
  • アルコール消毒
    • アルコール消毒は手についた花粉を落とす効果は期待できない。むしろ肌荒れを引き起こす可能性がある。

花粉症は適切な対策を行うことで症状を軽減できます。早めの準備と対策を心がけ、つらい花粉シーズンを乗り切りましょう。
ただし、自己判断での治療は危険です。症状が重い場合は必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。