「光除菌」とは、光触媒による新しい除菌・消臭技術。
光触媒をフジコー独自技術でフィルターに成膜しており、
高い除菌力、及び消臭力を発揮します。
光触媒に銀を独自にブレンディングしたハイブリッド光触媒を、フジコー独自の溶射技術により基材に高純度に
皮膜化することで、光触媒、及び銀の能力を最大限引き出すことができます。
つまり、「光除菌」により、高い除菌能力、及び消臭能力を発揮させることが可能となります。
この技術は、フジコーの各光触媒製品(空気消臭除菌装置、消臭除菌グッズ、消臭除菌床タイル)などに使用されています。
「光除菌」を
実現する要素
01光触媒
光触媒は、酸化力が強い。しかし環境や人にも優しい環境浄化材料です。
光触媒は光が当たることで、表面に強力な酸化力※が生まれ、細菌やウイルス、有機化合物などの有害物質に接触すると、それらを二酸化炭素と水に酸化分解し除去してくれる環境浄化材料です。
また、この光触媒反応は光がある限り継続します。
光触媒反応を起こす物質としては、酸化亜鉛(ZnO)や酸化タングステン(WO3)など多数ありますが、当社では、触媒反応の効率が良い二酸化チタン(TiO2)を使用しています。
※光触媒の酸化力
酸化物 | 酸化力 (酸化電位) |
環境性 | 安全性 | 使用製品例 |
---|---|---|---|---|
光触媒 (活性酸素) |
2.81eV | 「光除菌」 | ||
オゾン | 2.07eV | 空間脱臭剤 | ||
過酸化水素 | 1.76eV | オキシドール | ||
次亜塩素酸 | 1.10eV | 塩素系消毒剤 | ||
二酸化塩素 | 0.95eV | 噴霧消毒剤 | ||
マイナスイオン | 1.0eV以下 | 空気清浄機 |
光触媒(活性酸素)は最も酸化力が強く、しかし、環境に優しく(太陽光等の光で反応)、人体に対しても安全
補足:二酸化チタンとは?
二酸化チタンは白色で、人体に無害であるため、粒度の大きいもの、酸化作用が起きにくく表面処理されたものについては、食品や医薬品、化粧品などの着色料としても利用されています。
02銀
銀と光触媒を組み合わせ、より高い除菌力を実現(ハイブリット光触媒)
光の無いところでも除菌効果をもたせるべく、フジコーは、光触媒に銀をブレンドしたハイブリッド光触媒を開発しました。
これにより、「光除菌」は暗所でも高い除菌効果を発揮します。
光触媒自体も銀が加わったことにより、さらに活性化する為、光のあるところでは、光触媒単体と比べると、より高い分解能力を発揮します。
補足:銀の除菌力
元素記号はAg。 青白色の美しい光沢を持つ貴金属で、人類の長い歴史の中で、古くから装飾品、食器、貨幣などに使われてきました。
また、銀から出る銀イオンは、細菌などに対して強い除菌力を持つことも知られていました。
03成膜方法
“低温高速溶射”による成膜技術が、光触媒と銀の能力を活かす。
光触媒や銀が、その作用力を“効率的に”発揮できるようにするには、土台となる基材に、やはり“効率的に”成膜する必要があります。
光触媒の基材への成膜は、接着剤の役目を担う溶剤に混ぜて塗布する方法が一般的ですが、この方法では、光触媒や銀が溶剤に埋もれるとともに、基材表面上の密度も「まばら」になってしまいます。その結果、光触媒や銀が、光や空気、有害物質に触れる面積が極めて少なくなり、効率性は著しく抑制されることになります。
フジコー独自の低温高速フレーム溶射
フジコーは、長年の鉄鋼の経験で培った溶射※の技術を導入・改善し、この問題を解決しました。溶射は溶剤を使わず、直接基材に材料を打ちこみます。ただ、溶射は非常に高温となる為、光触媒が変性してしまいます。
しかし、温度を落とすと溶射スピードが落ちてしまい、うまく成膜できません。この相反する要件“低温かつ高速”を両立させたのが、“低温高速フレーム溶射”というフジコー特許技術なのです。
これにより、光触媒・銀を「直接」、「均一」に成膜することを可能にし、光触媒や銀の活性面積は飛躍的に大きくなりました。
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アトピー環境因子の三大要因である、カビ、ダニ、スギ花粉のアレルゲン物質の分解性能、及びモニターリング結果等が評価され、日本アトピー協会から、空気清浄機の分野では初めて当協会から推薦を頂きました。
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