進学、就職、異動、引っ越し……。
春は新しい出会いや環境の変化に胸が躍る季節です。しかし同時に、知らず知らずのうちに心身にストレスが溜まりやすい時期でもあります。緊張感の中で気を張って過ごす日々が続くと、帰宅する頃にはぐったりと疲れてしまうことも多いのではないでしょうか。いわゆる「新生活疲れ」や「春バテ」と呼ばれるこの時期特有の不調を乗り越え、毎日を健やかに過ごすために、私たちが最も大切にしなければならないのが「睡眠」です。
近年、「睡眠負債」という言葉が広く一般に定着したこともあり、質の高い睡眠に対する人々の関心はかつてないほどの高まりを見せています。質の良い睡眠を手に入れるため、寝具にしっかりと予算をかける方が増えました。ご自身の体型に合わせて硬さや反発力を選べる高機能マットレスや、首のカーブを精密に計測して作るオーダーメイド枕は、もはや快眠のスタンダードとなりつつあります。
さらに最近では、「疲労回復パジャマ」あるいは「リカバリーウェア」と呼ばれる衣類も大きなブームとなっています。特殊な繊維が体から発せられる遠赤外線を輻射し、血行を促進して筋肉の緊張をほぐすといった科学的なアプローチで、ただ「着て寝るだけ」で積極的な疲労回復を促すという画期的なアイテムです。このように、体を直接支える寝具や、肌に直接触れる衣類をアップグレードすることで、外側から体を癒やそうという意識は、私たちの生活の中に深く根付いてきています。
見落とされがちな「睡眠中の空気」
究極の快眠環境を追求する上で、意外と見落とされている極めて重要な要素があります。それが、寝室の「空気環境」です。
マットレスや枕、パジャマといった「体に触れるもの」にはとことんこだわる方でも、寝ている間に吸い込み続けている「空気の質」を気にかけている方は、実はそれほど多くありません。人は1日に約15kgから20kgもの空気を体内に取り込んでいると言われています。これは、私たちが1日に摂取する食べ物や水分の重量をはるかに凌駕する量です。そして、人生の3分の1の時間を過ごす寝室において、私たちは毎日大量の空気を無意識のうちに吸い込み続けているのです。
「寝室は寝るだけの部屋だから、空気はそんなに汚れていないはず」と思われるかもしれません。しかし、実は寝室は「睡眠の質を下げる要因」が密かに充満しやすい空間なのです。これには、明確な科学的根拠が存在します。
朝の頭痛やダルさの原因は「二酸化炭素」だった?
朝起きたとき、部屋の空気がもわっと淀んでいるのを感じたり、たっぷり寝たはずなのに頭がボーッとしたり、軽い頭痛を感じたりした経験はありませんか? 実はそれ、寝室内の「二酸化炭素(CO2)濃度の異常上昇」が原因かもしれません。
早稲田大学などの国際研究チームが行った最新の分析により、「寝室の二酸化炭素濃度が1000ppm(※)に達すると、睡眠効率や深睡眠(深い眠り)の割合が低下する」ということが明らかになっています。また、東北大学の研究でも、二酸化炭素濃度の上昇が脳の覚醒状態に影響を与え、日中の強い眠気を引き起こす因果関係が実証されています。 (※ppm:空気中の濃度の割合を示す単位。建築物環境衛生管理基準では1000ppm以下が良好とされています)

では、実際の寝室はどうなっているのでしょうか。 一般的な広さの寝室で、ドアや窓を閉め切って大人2人が就寝した場合、わずか数時間でCO2濃度は健康的な推奨値である1000ppmを突破します。そして朝方にはなんと、3000〜4000ppmという極めて高い数値に達してしまうという実験データがあるのです。 つまり、多くの人は毎晩、無意識のうちに「酸素が薄く、二酸化炭素が充満した空間」で呼吸を繰り返し、自ら睡眠の質を下げてしまっている状態と言えます。
呼吸の質と嗅覚へのダメージ
さらに、寝室の空気の問題は二酸化炭素だけではありません。 人は一晩にコップ1杯分の汗をかき、頭皮からはフケ、体からは古い角質が剥がれ落ちます。これらはダニの格好のエサとなり、寝返りを打つたびにハウスダストとして空気中に舞い上がります。
睡眠中にこれらの微細なホコリやダニの死骸(PM2.5などの微小粒子)を吸い込むと、気道や鼻の粘膜が微小な炎症を起こします。すると鼻が詰まりやすくなり、口呼吸やいびきの原因となります。これが脳への酸素供給をさらに妨げ、睡眠を浅くしてしまうのです。
また、人間の五感の中で「嗅覚」だけは、脳の感情や本能を司る部分に直接情報を伝達します。寝汗や皮脂の酸化による独特の「寝室臭」を感知すると、脳は無意識にストレスを感じ、体を緊張させる「交感神経」を優位にしてしまいます。本来、深い眠りにつくためにはリラックス状態(副交感神経優位)を作らなければならないのに、淀んだ空気のニオイがそれを邪魔してしまうのです。
最高の寝室環境をつくる「空気清浄機」の選び方
睡眠の質を下げる「高濃度の二酸化炭素」を解決する基本は、寝室のドアを少し開けておいたり、換気口を開けたりする「換気」です。 しかし、ここでジレンマが生じます。換気をすれば、今度は外から花粉や黄砂、PM2.5が入り込み、さらに外の騒音や冷気によって睡眠環境が脅かされてしまうからです。
そこで不可欠になるのが、換気とセットで寝室の空気を徹底的に浄化する「高性能な空気清浄機」の活用です。ただし、寝室用の空気清浄機選びには、リビング用とは異なる重要なポイントがあります。

- 静音性と寝室を邪魔しない光
睡眠の妨げにならないよう、動作音が極めて静かなモデルを選ぶことが大前提です。また、操作パネルのLEDランプなどの光が眩しすぎない(消灯できる)ことも重要です。 - ニオイや菌を「吸着する」のではなく「分解する」技術
一般的なフィルター式の空気清浄機は、フィルターの網目でホコリやニオイ成分を「捕集・吸着」する仕組みです。しかし、この方式の場合、吸着したニオイ成分や菌がフィルター内で蓄積・増殖し、時間が経つとフィルター自体が酸っぱいような不快なニオイの発生源になってしまうことがあります。空気を綺麗にするつもりが、逆に嫌なニオイを放出していては本末転倒です。
そこで、寝室の空気環境改善において近年大きな注目を集めているのが、「光触媒」技術を搭載した空気清浄機です。
光触媒技術の最大の特長は、ニオイの元となる悪臭成分や、空気中の菌・ウイルスなどを、光の力で水と二酸化炭素にまで完全に「分解」してしまう点にあります。フィルターに汚れやニオイを溜め込むのではなく、化学反応によって元から消し去ってしまうため、本体から嫌なニオイが再放出される心配がありません。
また、強い除菌・消臭効果を持つ空気清浄機の中には、オゾンや次亜塩素酸などを空間に放出するタイプのものもありますが、密閉された寝室で長時間稼働させる場合、放出される物質による喉や肌への刺激を心配される方もいます。その点、光触媒は「機械の内部」に空気を取り込み、内部の光触媒フィルター上で分解処理を行い、綺麗になった空気だけを外に出す仕組みです。何かを放出するわけではないため、赤ちゃんやペットと一緒に眠る寝室でも、極めて安全に使用することができます。
フジコーの光除菌空気清浄機(ブルーデオなど)は、まさにこの理想的な条件を備えています。宇宙ステーションの環境維持にも採用されるほどの高度光触媒技術(光除菌)を搭載しながらも、日本の寝室にすっきりと馴染むコンパクトな設計と、眠りを妨げない優れた静音性を実現しています。
まとめ:空気への投資が、最高の明日をつくる
新生活の慌ただしさの中で蓄積された疲れやストレスは、毎日の良質な睡眠によってリセットすることが可能です。
体に合ったマットレスや枕を選び、着心地の良いリカバリーウェアで体を包み込む。それは素晴らしい自己投資です。そして、その極上の睡眠環境の「総仕上げ」となるのが、綺麗で無臭な「空気」です。
就寝前の適度な換気と、光触媒空気清浄機による徹底した空気の浄化。寝室の空気が澄み渡り、深呼吸をしたくなるようなクリーンな空間になれば、脳にたっぷりと綺麗な酸素が行き渡り、睡眠の質は劇的に向上します。人生の3分の1を占める「睡眠の質」を高めることは、残りの3分の2の時間を、よりアクティブに、笑顔で過ごすための最も賢い投資と言えるでしょう。
新生活が本格化する今こそ、「寝室の空気環境」を見直し、最高の一日をスタートさせるための準備を始めてみてはいかがでしょうか。
フジコー光除菌空気清浄機

ブルーデオS型
推奨床面積:約8畳
推奨場所:書斎、寝室、子供部屋、
病院等の個室
販売価格:29,480円(税込)

ブルーデオM型
推奨床面積:約28畳
推奨場所:会議室、飲食店、理美容室、
広いリビング等
販売価格:132,000円(税込)

マスククリーン MC-T102
推奨床面積:約36畳
推奨場所:介護施設、病院のロビー、
4床部屋など広い部屋等
販売価格:オープン価格






















