株式会社マスクフジコー

放っておくと大変なことに?!冬の悩みの種「結露」の原因と対策

窓の結露

冬になると悩まされる家の「結露」。窓ガラス一面にびっしり付いた水滴を見ると、うんざりしてしまいますよね。実はこの結露、単なる水滴と安易に考えて放っておくと、カビやダニの発生に繋がり、健康被害を引き起こす可能性も!

今回は、そんな結露のメカニズムから、発生しやすい場所、具体的な対策方法までご紹介します。

結露

なぜ冬に結露は発生する?そのメカニズム

結露は、空気中の水蒸気が冷やされて水滴に変わる現象です。
冬、暖房などで温められた室内の空気には、多くの水蒸気が含まれています。その空気が冷たい窓ガラスや壁に触れると、急激に冷やされます。すると、空気中に含みきれなくなった水蒸気が水滴となり、窓ガラスや壁に付着するのです。これが結露の正体です。

水蒸気

こんなところに要注意!結露が発生しやすい場所

結露は、家中のあらゆる場所で発生する可能性がありますが、特に発生しやすい場所があります。

窓ガラス:
外気の影響を最も受けやすく、冷えやすい場所のため、結露の発生ナンバーワンと言えるでしょう。
サッシ:
窓ガラス同様、外気の影響を受けやすく、結露しやすい場所です。
壁:
特に、断熱性が低い家の外壁や、家具の裏側など、空気が滞りやすい場所は要注意です。
天井:
暖かい空気は上昇するため、断熱性が低い天井は結露が発生しやすい場所となります。
浴室:
入浴後、湿気が多く、温度が下がりやすい浴室は、結露の温床になりやすい場所です。
クローゼット:
風通しが悪く、湿気がこもりやすいクローゼットも結露が発生しやすい場所です。特に、北側の部屋にあるクローゼットは要注意です。

放っておくと体に悪影響も?! 結露のデメリット

結露を放置すると、様々なデメリットが発生します。

カビの発生

結露によって発生した水分は、カビにとって絶好の栄養源となってしまいます。カビは、アレルギー性疾患や呼吸器疾患の原因となる可能性があり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

ダニの発生

カビと同様に、ダニにとっても湿気は大好物です。ダニは、アレルギー性疾患の原因となるだけでなく、喘息やアトピー性皮膚炎などの症状を悪化させる可能性があります。

建物の劣化

結露によって木材が腐食したり、金属部分が錆びたりするなど、建物の劣化を招く可能性があります。

光熱費の増加

結露によって断熱性が低下し、暖房効率が悪くなるため、光熱費の増加に繋がる可能性があります。

結露を防いで快適な冬を!効果的な対策方法をご紹介

結露による被害を防ぐためには、日頃から適切な対策を行うことが大切です。

室内の湿度を適切に保つ

湿度計を設置し、室内の湿度が60%を超えないように、必要に応じて換気などを行いましょう。加湿器を使用する場合は、適切な湿度設定を心掛け、こまめな清掃を行いましょう。

断熱性を高める

窓ガラスに断熱シートを貼ったり、カーテンを厚手のものに変えたりするだけでも、断熱効果を高めることができます。また、壁や天井に断熱材を施工することも効果的です。

水分を拭き取る

結露が発生したら、こまめに乾いた布で拭き取りましょう。放置すると、カビやダニの発生に繋がります。

家具の配置を工夫する

家具を壁から少し離して置くことで、空気の流れを良くし、結露の発生を抑えることができます。


快適な住環境で、健康的な冬を過ごしましょう

結露は、適切な対策を講じることで防ぐことができます。快適な住環境を保ち、健康的な冬を過ごすためにも、今回ご紹介した結露対策を参考に、ぜひ実践してみてください。